こんにちは!
今回は「Clair Obscur: Expedition 33」をプレイした感想についてネタバレなしでまとめていきます。
まず結論ですが、本作一番の魅力は戦闘だと感じました!その他、探索や育成、世界観なども非常に満足度が高いゲームプレイを体験することができました!

本作は「進撃の巨人」のような世界観に「エルデンリング」を彷彿とさせる自由な探索、そしてパリィやカウンターなどプレイヤースキルが問われるバトルなどが印象的な作品でした。RPG好きにはたまらない魅力が詰まっていると思います!

私はめちゃくちゃ進撃の巨人が好きで、本作のストーリー導入は「進撃の巨人と似てる!?」と熱くなりました!
当記事では、「エクスペディション33」を実際にプレイして感じた面白さと、ほんの少し感じた不便な点も交えながら、「エクスペディション33」という作品の魅力をじっくりとレビューしていきます。
1.本作の魅力
1-1.:戦闘がとにかく面白すぎる!

本作の最大の魅力はやはり戦闘システムにあると言っていいでしょう。
本作のバトルはターン制でありながら、リアルタイムアクションです。
素早さ順に敵味方のターンが進行していきます。プレイヤーは自分のターンで攻撃やスキルを選び攻撃する際にタイミングよく指定のボタンを押すことで攻撃力が上がります。

また敵の攻撃の際には、敵の攻撃に合わせて「回避」や「パリィ(弾き)」を行うことができます。
さらに「パリィ(弾き)」を行うと敵へのカウンターを発動します。
ただ、「回避」よりも「パリィ(弾き)」の方がタイミングがシビアで少し難しくなります。

この要素が最高に爽快感があって面白いんですよね。
単なる選択式のコマンドバトルではなく、プレイヤー自身のタイミング判断が勝敗を左右するのがポイントですね。
特に「敵の攻撃をギリギリでパリィ!」から、「カウンター」を叩き込む瞬間は非常に爽快で、まさにコマンドとアクションが融合したバトルだと言えます。

ゲームを進めるにつれて敵の攻撃パターンも多彩になり、難易度も徐々に上がっていきます。
そのため、「タイミングが難しくて敵の攻撃がパリィが簡単に出来なくなってきたな」と思った時には回避を中心に立ち回り、慣れてきたら積極的にパリィを狙うということもできます。

自分の成長を感じならが遊べるのも良いポイントでした!
そんなバトルの難易度ですが、「エルデンリング」のような死にゲーと比較すると簡単な方だと感じましたが、一般的なRPGと比べると少し難しめだと思います。
ただ、そう言った少し高めの難易度という部分にも本作の魅力は詰まっていると感じました。

例えば、本作で一番熱くなる瞬間はボス戦です。強敵との戦いの時には敵の攻撃を観察し、正確なタイミングで「回避」や「パリィ」を決めていくことが求められます。
緊張感もありますし、初めは負けが何度か続くこともありますが、徐々に敵の攻撃全てを見切ることができるようになれば、最後は完封することも可能でした。

もちろん、レベル上げや装備などのキャラクターの強化によって戦闘が楽になっていく部分もありますが、本作では敵の攻撃に対する理解で攻略できる面白さは非常に満足度が高いものでした。

バトル要素は緊張感や達成感を求めるプレイヤーにはブッ刺さると思います!
1-2.キャラごとに全く違う戦い方ができる

バトルにより彩りをもたらしている要素として、登場キャラクターたちの戦闘スタイルが非常にユニークかつ個性的である点も挙げられます。
例えば、あるキャラクターは攻撃やスキルを使うことでチャージを溜め、貯めたチャージを一気に解放して一撃必殺のような技を放てたりします。

さらにあるキャラクターは攻撃と防御の構えを切り替えるスタイルで、防御の構えで守りを固めたり、攻撃の構えで一気に火力を出したりと楽しめます。
個性豊かなキャラたちをどう組み合わせて戦うか、どの場面でどのキャラのスキルを使うかを考えるのが非常に面白かったです。

単なる強キャラに頼るのではなく、「このボスにはこの組み合わせが最適だ」といった戦略を組み立てていく過程は、RPGの醍醐味そのものでした。
1-3.寄り道が楽しい探索要素

「エクスペディション33」のストーリーは基本的には一本道です。
しかし、フィールドに出てからは、プレイヤーが自由に寄り道をすることができる設計になっています。

この「ちょっと脇道にそれると強敵に出会える」や「珍しい装備や素材が見つかるかも」という探索のワクワク感の演出はついついストーリーそっちのけで遊んでしまうほどでした。

ストーリーが進むごとに「新しく行けるエリアはないか」と歩き回っていました。
本作のフィールドマップ上にはどこにダンジョンがあるか分かるようになっていたのも遊びやすくて良かったと思います。
また、フィールド全体の広さも広すぎず、近年の「広大なオープンワールド!!」という程ではないところも無駄のない凝縮したゲームプレイを提供してくれているように感じて好印象でした。
1-4.世界観と音楽が織りなす没入体験

本作のストーリーやビジュアルは、独自のテイストでまとめられています。
まず、本作のストーリー導入部分については以下の内容になります。
ストーリー導入について
年に一度「ペイントレス」と呼ばれる少女がモノリスに数字を描き、その数字の年齢の人々は消え去ってしまう。
謎が多い「ペイントレス」を倒し、二度と呪いの数字を描くことができないようにしなければならない。
主人公たち「第33遠征隊」の打倒「ペイントレス」の旅が始まる。

私はストーリー導入部をプレイした時の「これ絶対面白いやつ」とい感情は今でも覚えています。

主人公たちは島に住んでいたため船で別の大陸に上陸するところから始まります。
始めは「得体のしれないものに立ち向かう」、「別の大陸のことは分かっていないこともある」、「過去の遠征隊の足跡を辿る」といった要素から「進撃の巨人」を連想しました。
しかし、プレイを進めると次第にガラクタやブリキのおもちゃのようなキャラクター、遺跡に潜む古代文明風の敵など、非常に独創的な世界観が広がっていきます。

仲間キャラも敵キャラも、一見すると「何これ?」と思うようなビジュアルをしていながら、実際に戦ったり交流したりする中でどんどん愛着が湧いていきました。
不気味さと愛嬌が混在した不思議なデザインがクセになりました。

敵だと思うようなビジュアルのキャラクターが敵ではなく良いやつだったりもします。
さらにこの世界観をより引き立ててくれるのが音楽です。シーンに合わせて切り替わるBGMが場面ごとの緊張感や感動、哀愁を巧みに演出し、私をゲームの世界に引き込んでくれました。
2.惜しい点

一つだけ、プレイ中にずっと気になっていたことがあります。
それはダンジョン内にマップがないということです。

私、方向音痴でマッピング能力がほぼ無いんです。
全体フィールドにはマップはありますが、ダンジョンごとにはマップが用意されていません。
そのため、道に迷ってしまうことがしばしばありました。構造が複雑な場所になると同じ場所を何度もぐるぐる回る羽目になることも・・・
探索の楽しさと引き換えに、少し不親切さを感じる場面もあるのは確かです。
とはいえ、方向感覚に自信がある人にとっては、それすらも「迷いながら世界を旅する」というリアリティとして楽しめるかもしれませんね。

惜しいと言ってもゲーム全体を台無しにするほどの要素ではないのでご安心を!
3.まとめ

ここまで「エクスペディション33」についてまとめましたが、いかかだったでしょうか。
本作を一言で「コマンドアクションRPGの名作爆誕」と表現することもできる内容だったと思います。
「エクスペディション33」は、戦闘や探索、キャラクター育成、世界観のすべてにおいて高い完成度を誇るコマンドアクションRPGです。手応えのあるバトルと戦略的なキャラ運用、そして独特の世界観が相まって長時間プレイしていても飽きが来ませんでした。
RPGが好きな人や戦闘や探索にこだわりたい人にはぜひプレイしてほしい一作です。
もし「最近のRPGはどれも似たり寄ったりだな」と感じているのであれば、ぜひ本作をプレイしてみて欲しいです。きっと新鮮なゲーム体験をもたらしてくれると思います。
それではまた次の記事でお会いしましょう!ありがとうございました!