ファンタジーなのにどこか現実っぽい?【メタファー】レビュー

レビュー
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こんにちは!

今回は「メタファー:リファンタジオ」を実際にプレイした感想についてネタバレなしでまとめていきます。

ごぬ
ごぬ

2024年に発売されてからずっと気になっていたゲームでした!

「メタファー:リファンタジオ」は圧倒的にスケールの大きいストーリーと独自の世界観に引き込まれるRPGでした。

また、歯応えのあるバトルや試行錯誤を必要とする育成要素も相まって最高のプレイ体験を得ることができました。

本作をプレイする前は「独特な世界観を持っているRPGかな?」といった気持ちで始めましたが、気づけばストーリーにどっぷり引き込まれていました。

当記事では本作の魅力と少し気になった点についてレビューしていきますので、購入を迷っている人の参考になれば幸いです。

本作はこんな人にオススメ

  • RPGが好きな人
  • キャラクターの育成が好きな人
  • 歯ごたえのあるコマンドバトルが好きな人
  • 壮大なストーリーに引き込まれたい人
  • ファンタジーの世界観に浸りたい人
  • 現代社会に対してメッセージ性があるように感じることができるゲームをプレイしたい人
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1.ゲーム概要

項目内容
タイトルメタファー:リファンタジオ
ジャンルRPG
対応機種Xbox Series X|S / Windows / PlayStation®5 /
PlayStation®4 /Steam
制作株式会社アトラス
発売日2024年10月11日
価格通常版:9,878円(税込)
CEROC(15才以上対象)
プレイ時間(目安)ストーリークリアまで:50〜70時間

1-1.導入部分のストーリーについて

本作の舞台はユークロニア連合王国。

その王国の次の王位継承者であるはずだった王子は何者かによって暗殺される。

そこから10年ほど経った現在、国王までもが暗殺されてしまい国内は混乱状態となる。

次の王は誰なのか?国が認める宗教の教主、隣国の領主、はたまた軍事的に力を持つ指導者か。

王の座を狙う有力者たちの思惑が入り乱れる中で亡き王の葬儀が執り行なわれるが、その葬儀の中で誰も予想していなかった「魔法」が発動される。

その「魔法」とは亡き王が亡くなる前に仕掛けたもので、「国民の信託を最も集めた者が次の王となる」といった魔法。

民意によって次の王が決まるという王位争奪戦の幕開けとなる。

ストーリーの導入部分についてざっくりとまとめましたが、いかがでしょうか。ここだけでも面白そうと興味が沸いた人はプレイした方が良いと思います!

ごぬ
ごぬ

実際のゲームプレイでは映像によるキャラクターの気迫が感じられるので、より引き込まれました!

2.本作の魅力

本作の魅力についていくつかの項目に分けて紹介していきます。

2-1.引き込まれるストーリー

本作最大の魅力はそのストーリーだったと感じます。

大枠のストーリーは上記にまとめた内容になりますが、次が気になってついついプレイを続けてしまいました。

王位争奪戦の幕開けから始まるストーリーですが、主人公はある目的を持っています。

ある目的とは暗殺されたはずの王子の復活です。

王子は暗殺されたと思われていましたが、実は呪いにより寝たきりとなっており秘密裏に生存していました。

ごぬ
ごぬ

このあたりもゲーム最序盤で判明します。

王子の呪いを解く方法は呪いをかけた人物と接触することで判明すると言われています。

そのため、主人公は呪いにかかって寝たきりとなっている王子の呪いを解くために旅に出ます。

その道中で主人公と同じ志を持つキャラクターがいたり、主人公の内面に惹かれて仲間になるキャラクターも現れます。

そういった中で主人公は王位争奪戦でどのように立ち振る舞っていくのか、王子を呪いから救い出すことができるのか、といった内容が本作のストーリーの大枠で楽しめる要素になっています。

2-2.独自の世界観

引き込まれるストーリーが魅力である本作ですが、そのストーリーを彩る世界観も本作の大きな魅力です。

本作の世界観は、よくファンタジーな世界観であるということを耳にしました。その通りファンタジー色は強いと思いますが、どこか現実的な雰囲気があります。

そこに何かメッセージ性があるように感じとれてしまったり、ゲームの世界観と現実世界とを結びつけてみて、「どんな意味があるのかな、いや、そんな深く考えることでもないか」といったことを考える場面もありました。

具体例としては、多種多様な種族がいることです。本作では8つの種族が存在し、見た目や寿命が異なったりします。

イシュキア族は知能が優れて強い存在感を持っていたり、パリパス族は享楽的な性格が多く他の種族からは見下されがち等といった、種族間での上下関係も描かれています。

さらに主人公は8つの種族に属さないエルダ族です。個人的には一番見た目が人間に近いと思いましたが、本作では非常に少数な種族であるため、虐げられている種族でもあります。

ごぬ
ごぬ

街を歩いていても心無い言葉をかけられたりします。

さらに、個人的に引き込まれたポイントは本作で「ニンゲン」と呼ばれる怪物が存在します。

私達人間のことを言っているようにも思えた「ニンゲン」は作中でも強力な怪物として描かれています。

このように、どこか私たちの生活にも馴染みがあるように思える部分もありましたが、キャラクターやモンスターの見た目はしっかりとしたファンタジー要素でもあると感じました。

本作の世界観はストーリーともマッチしていたと感じました。

さらに、NPCとの会話などから読み取れる生活感などもしっかり作り込みされていて、本作の世界観はストーリーに引き込まれる理由にも繋がっていると強く感じました!

2-3.RPGらしい育成要素

RPGをプレイする上で重要な育成要素は本作でも存分に楽しむことができました。

特に面白かったポイントはアーキタイプという育成要素です。

アーキタイプとは・・・

他のRPG作品で例えると職業・ジョブシステムのようなもの。

例えば、初期の主人公のアーキタイプは探索者であるが、ストーリーを進めるごとに魔法が得意なアーキタイプや味方の支援が得意なアーキタイプを会得できたりする。

さらに、ストーリーを進めるとアーキタイプを進化させることもできる。

ごぬ
ごぬ

RPGのジョブシステムのようなものはたまらなく大好物です。

ストーリーを進めるごとに「どんなアーキタイプが解放されるのか」、「どう組み合わせていこうか」といった、ワクワク感を感じることもできました。

私と同じように育成要素が好きな人は必見の面白さです!

その他にも主人公の素養に関わる育成要素もあります。

アーキタイプがバトルのための育成だったのに対して、主人公の素養に関わる育成要素とは主人公の行動の幅が広がる要素になっています。

例えば、項目としては勇気や説得力など5つの項目があります。

クエストをクリアしたり、街の人との会話などで育てていくことができる要素です。

この主人公の素養を育てていくことで進めることができるクエストが増えます。(勇気が低いとクエストを進めることができなかったりします。)

ストーリーを進めるごとに主人公の内面の成長も実感できるのも本作の魅力です。

2-4.歯ごたえのあるバトル

本作ではキャラクターを育成するだけでなく、歯ごたえのあるバトルも楽しむことができます。

バトルは基本的にコマンドで進んでいきますが、少し特徴があります。

バトル要素について

ターン性のコマンドバトルです。

こちらの行動回数はパーティの人数によって、金平糖のような塊が与えられます。
金平糖はバトル画面上部で確認でき、例えば3人パーティだと3つの金平糖が与えられます。

行動を1回行うと金平糖が1つなくなり、金平糖が全部なくなると相手のターンになります。

ここからが特徴ですが、敵には斬や突、火や雷などの弱点があります。

その弱点となる属性を用いて攻撃するとこちらの行動回数が増えます。
弱点で攻撃するとゲーム画面では金平糖が小さくなり、弱点攻撃2回で金平糖が1つなくなります。

逆に耐性がある属性で攻撃をするとこちらの行動回数が減ります。
この場合、ゲーム画面では金平糖がいくつかなくなります。

基本的には敵の弱点を突いていくことでより多く行動できます。

どのアーキタイプを組み合わせてバトルに挑むのかによって立ち回りも変わりますし、コマンドバトルの難易度も決して低いものではありませんでした。

ごぬ
ごぬ

特に後半は油断していると雑魚敵でも負けるくらいの難易度でした。

本作のコマンドバトルは少し特徴があるとか、難易度が少し高いだけではないです。

例えばクエストで「〇〇に行って強敵を倒してくる」といった内容があります。

そういったクエストを受けた時にはそのダンジョンに行く前にダンジョンの特徴や強敵の情報を事前に調べることが重要になります。

ここで言う「事前に調べる」は直接インターネットで検索することではないです。

具体的にはゲーム内の情報屋から話を聞いたり、情報を買ったりします。その情報には「そのダンジョンには〇〇な特徴がある」とか「その強敵は弱点は火で、麻痺状態を治す薬を持っていくといいよ」といった情報を入手することができます。

そういった情報をもとにパーティの編成を考えてダンジョンに挑んでいきます。

ゴリ押しで攻略するというより、ダンジョンや敵の相性に合わせた準備を行って攻略していくイメージです。

ゲーム内で得られる情報も完璧な情報ではないので、パーティ編成は予想も含めて構築していくことが求められることもありました。

ゲーム内で情報を得て、それをもとに攻略していく過程はより世界観への没入感を深めてくれていたと思います。

ごぬ
ごぬ

ゲーム内では良い塩梅に情報を出してくれていたと思います!

バトル要素として、ターン性のコマンドバトル以外の要素もあります。

それは、ダンジョンでは敵よりもこちらのレベルが一定以上高くなると、コマンドバトルではなくアクション要素にて敵を倒せるようになります。

レベルが上がるにつれて雑魚的はアクションでサクサクと倒せるようになります。

ダンジョン探索時には、「敵をサクサク倒せるようになりたい」と思えるのもダンジョン攻略のモチベーションに繋がっていたと思います。

3.本作の注意点

3-1.カレンダー要素

本作では欠点らしい欠点はなかったと思いますが、私自身ひとつだけ合わないなと思う項目があります。

それはカレンダー要素です。本作ではカレンダーでゲーム内の日付が進んでいきます。

例えば、クエストをこなしたり街の人と重要な会話をしたりすると時間が進み、昼と夜の時間が終わるとカレンダーが1日進みます。

メインストーリーでは「何月何日までに〇〇をする」というメインミッションが決められます。

それまでにサブクエストをこなしたり、キャラクターを育成したりしていくという遊び方になります。

私自身、「今日はこの行動でよかったのかな。」と思うことがあり、正直なところ慣れるまでは少しストレスに感じていました。

ごぬ
ごぬ

ネットに繋いでプレイすれば、参考として他プレイヤーがどんな行動をしたか見れるようにはなっています!

ただ、この要素は同じ開発元の別タイトルであるペルソナシリーズでも同じだと思います。

私自身は過去にペルソナ5Rをプレイした経験があるので、その時の経験から少し慣れていた部分はあったかなと思いますが、いまだにカレンダーシステムは少し苦手です。

ただ、本作は少し苦手なカレンダー要素をかき消すほどに他の要素が面白く、しっかりと楽しむことができました!

4.まとめ

ここまでいかがだったでしょうか。

本作は引き込まれるストーリーとそのストーリーを彩る世界観が魅力的な作品だったと思います。

また、RPGとして育成要素もしっかりと楽しむことができるように設計されていて、RPG好きは必見の作品だったと思います!

私自身カレンダー要素に対する若干の苦手意識はありましたが、他の要素が面白かったのでしっかりと楽しむことができました。

まだ本作の世界に入ったことがない人はぜひ本作の世界観で旅をしてみて欲しいなと思います。

それではまた次の記事でお会いしましょう!ありがとうございました!

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