真の時間泥棒は誰だ?癒しの世界で圧倒的なやり込みが楽しめる「ファンタジーライフi」レビュー

レビュー
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こんにちは!

今回は「ファンタジーライフi」を実際にプレイした感想についてネタバレなしでまとめていきます。

ごぬ
ごぬ

本作がファンタジーライフシリーズ初プレイです!

「ファンタジーライフi」は優しい世界観と落ち着いた雰囲気の中で、戦闘・採取・制作を自由に楽しめる懐の深いファンタジーRPGでした。14種類のライフ(職業)を切り替えながら、自分のペースで冒険や生活を進められます。

傭兵として強敵に挑むもよし、木こりとしてのんびり素材を集めるもよし、といったようにプレイヤーの自由度は非常に高く、まさに「自分だけのファンタジー生活」を体験できるゲームです。

クリア後もライフを最大まで育てる、最強装備を集める、全クエストを制覇するなど、豊富なやり込み要素が待っており、長く遊び続けられる設計になっています。

ごぬ
ごぬ

休日がいくらあっても足りないような感覚にさせてもらいました。

当記事では筆者が200時間弱プレイして実感した魅力と少し気になった点までレビューしていきますので、購入を迷っている人の参考にあれば幸いです。

本作はこんな人にオススメ

  • 優しい世界に浸りたい人
  • じっくりプレイするゲームを探している人
  • 複雑すぎないゲームを求めている人
  • 自分のペースで目標を決めて遊びたい人
  • 圧倒的なやり込み要素漬けになりたい人
  • 達成感を味わいたい人
  • アクションが苦手な人

1.ゲーム概要

項目内容
タイトルファンタジーライフi
グルグルの竜と時をぬすむ少女
ジャンルスローライフRPG
対応機種Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/PlayStation®5/PlayStation®4/
Xbox Series X|S/Steam
制作・発売株式会社レベルファイブ
発売日2025年5月22日より順次発売
価格通常版ー7,678円(税込)
CEROA(全年齢対象)
プレイ時間(目安)ストーリークリアまで:30~50時間
やり込み要素込み:100時間超

プレイ時間についてはストーリークリアまで、やり込み要素をしっかりやりながら進める場合は50時間以上になることもあると思います。

2.本作の魅力

ここからは本作の魅力についていくつかの項目に分けて紹介してきます!

2-1.優しい世界観

本作一つ目の魅力はビジュアルからも伝わってくる「優しい世界観」です。

本作をプレイし始めて一番最初に感じた印象が世界観が平和で優しい、落ち着くというものでした。

ごぬ
ごぬ

スローライフ系のゲームでは重要な要素ですね。

派手な演出や過剰な緊張感とは離れていて、どこか童話のような温かさが全編を通じて漂っています。

キャラクターは個性豊かで敵対的すぎず、プレイヤーを受け入れてくれる雰囲気があります。困っている人を助ければ素直に感謝してくれたり、ちょっとしたユーモアで和ませてくれたり・・・

NPCとのやりとりだけでも、自然と心がほぐれていくのを感じました。

グラフィックはデフォルメ調で可愛らしく、色彩も明るく柔らか。

危険なモンスターですらどこか憎めない見た目で、緊張感よりも「ほんわかした冒険」という空気を醸し出していました。

「戦う」よりも「暮らす」「楽しむ」といった側面が強調されているため、RPGが苦手な人や、癒しを求めてゲームを手に取る方にも安心しておすすめできる作品です。

また、音楽も本作の優しい世界を支える大きな要素でした。穏やかなメロディが流れる街、静かな川のせせらぎを思わせるフィールド曲、夜になるとしっとりと落ち着いたBGMに切り替わる演出など・・・冒険中にふと立ち止まって、音や雰囲気に耳を傾けたくなる瞬間が何度もありました。

一言でまとめるなら、本作は 「頑張る場所」ではなく「帰ってこれる場所」だと感じました。仕事や学校で疲れた後、優しく迎えてくれる「もうひとつの生活」がここにはあります。

2-2.「ライフ」で広がる自由な冒険


本作の大きな特徴は14種類のライフ(職業)を自由に切り替えて楽しめる という点です。

戦闘職・採取職・制作職が存在し、しかも一度選んだら固定されるのではなく、好きなときに変更できます。

具体的にはこちら

ライフ内容
戦闘職
(傭兵・魔法使いなど)
モンスターとのバトルがメイン。
スキルを磨けば強力なボスにも挑戦できるようになります。
採取職
(採掘師・木こりなど)
自然と向き合い、武器や道具の素材を集めることが可能。
強い装備や貴重なアイテムを作るための基盤となります。
制作職
(大工・錬金術師など)
素材を活かして新しいアイテムを生み出すことができます。
自分で装備や家具を作れるのは、このゲームの大きな醍醐味です。

ライフの面白いところはこれらすべてがつながっていること。

例えばこんなサイクルが自然に生まれます。

ライフのつながり

1.採取職(採掘師や木こりなど)で必要な資源を集める
 → 武器や家具の材料が揃う
2.制作職(大工や錬金術師など)として装備や薬を作成
 → 戦闘や探索がさらに快適になる
3.戦闘職(傭兵や魔法使い)で冒険に出てモンスターを倒す
 → 素材やレアドロップを手に入れる
4.制作職でさらに装備を強化
5.採取で新たな資源を集める・・・

この流れがひとつの「循環」として成立しており、どこから取り組んでも最終的には冒険を豊かにしてくれるのです。

本作では「制作した武器で強敵に挑み → 新たな素材を得て → もっと高度なアイテムを作る」といった 強化の連鎖が待っています。

「どこから手をつけても間違いじゃない」という設計が絶妙で、プレイヤーは自分のペースで目標を見つけながら進められます。

また、ライフを切り替えるのに制限がないため、気分に合わせて遊び方を変えられるのも魅力。「今日は採取でのんびり、明日は戦闘でガッツリ」といった遊び方も可能です。

ごぬ
ごぬ

一つのライフを極めるというより、全体を極めていくような遊び方になります。

14種類のライフはバラバラに存在しているのではなく、「ひとつの世界を生きるための役割」 としてしっかりと繋がっているように思えました。

この柔軟さが、本作をただのRPGではなく、自由なファンタジー生活を体験できるゲーム にしていると感じました。

2-3.成長を実感できる

本作をプレイし続ける中で強く感じるのが、「成長がしっかりと目に見える」 ということです。

各ライフには「かけだし」から「えいゆう」までの全6段階のランクが設定されており、課題をクリアするごとにランクアップしていきます。

ランクが上がると新しいスキルやアクション、制作レシピが解放され、「次はどんなことができるようになるんだろう」という期待感が自然と湧いてきます。

さらに各ライフレベルは最大100まで用意されており、全ライフを育成しようとすれば膨大な時間が必要です。「極める楽しさ」 を求めるやり込み派ゲーマーも満足できる仕組みになっています。

ごぬ
ごぬ

こういうところが本作の沼ポイントになっているので時間泥棒に注意!

一方で、このランクシステムの良さは大きな成長だけではなく、小さな進歩によって「さっきよりもできることが増えた」という手応えもしっかりと感じることができます。

例えば・・・
採掘師として「今まで壊せなかった鉱石を採れるようになった」
料理人として「新しい料理を作れるようになった」
魔法使いとして「少し強力な魔法が使えるようになった」
といった手応えも味わうことができました。

つまり本作では長期的に挑む「大きな達成感」と日々味わえる「小さな喜び」この両方を両立させたゲームデザインとなっていると思いました。

だからこそ、「ちょっとした時間にのんびり遊びたい人」にも、「がっつりやり込んで最強を目指したい人」にも対応できる懐の深さがあります。

ごぬ
ごぬ

遊んでいるとあっという間に時間がなくなりました・・・

2-4.豊富なやり込み要素

本作はクリア後でも遊び尽くせないほど、やり込み要素が非常に豊富 なゲームです。

筆者自身200時間弱プレイしましたが、それでも全ての要素を制覇したわけではありません。

ごぬ
ごぬ

できることがまだあるのはやばいです。

代表的なやり込み要素・・・

  • 各ライフ最大レベル(100レベル)まで上げる
  • 全クエスト制覇
  • 仲間を全員集める
  • 各ライフの最強装備を揃える
  • エリアのランクを上げる
  • 島のカスタマイズを極める

ここで挙げた以外にもやり込み要素はあります。プレイヤー次第で、どこまでやり込むかを決めることができる点も自由度が高いです。

筆者自信は特にライフレベルを100まで上げることやお気に入りのライフの最強装備を揃えることに熱中しました。

素材集めや装備作りの過程は地道ですが、どんどん強くなっていく手応えと、冒険がよりスムーズになる実感は、長時間プレイを続けるモチベーションになりました。


また、クエストや仲間集め、島のカスタマイズといったやり込み要素は、戦闘や育成とは違った楽しさがあります。

「自分だけの冒険の記録を作る」という感覚で、ゲーム世界に没頭できるのも本作ならではの魅力です。

本作はライトに遊ぶ人も、徹底的にやり込む人も満足できる懐の深いゲームだと思いました。

やり込み要素の幅広さと自由度の高さは、長く遊び続ける大きな理由になっていました。

2-5.【余談】PSポータルとSwitch版での遊び分け

ここからはゲーム本編とは少し離れた話ですが、個人的に特筆したいポイントです。

今回本作をプレイするにあたって主にPS5版でプレイしていました。そして、リビングや寝室でゴロゴロしながらプレイしたい時などはPSポータルを使ってプレイしていました。

ごぬ
ごぬ

PSポータルが活躍する場面も多かったです。

しかし、自宅の寝室はWi-Fiが弱めでPSポータルだとどうしても快適に遊べませんでした。

そこで、同じゲームを複数機種で買うことは普段ほとんどないのですが、思い切ってSwitch版も購入しました。

本作は クロスセーブに対応しているため、場所や環境に応じてハードを切り替えるという遊び方が可能になっています。

この柔軟さは本作を長く続けたいと思わせられる要素の一つでしたし、そうする価値があるゲームだと思いました。

3.惜しい点

魅力の多い本作ですが、プレイしていて気になる点もありました。

3-1.作業要素の強さ

やり込み要素が豊富な分、作業感を感じる場面があることです。

素材集めやレベル上げ、装備作りなどコツコツ積み重ねる要素が多いため、人によっては単調に感じるかもしれないと思いました。

ごぬ
ごぬ

優しい世界観も相まって眠くなることもしばしば。

しかし、作業パートに入った時には「ながらプレイ」ができる部分も多く、「動画やテレビを見ながら」や「音楽を聴きながら」素材を集めたり、釣りや採取を進めたりすることも可能でした。

作業感が強いゲームが苦手な人にはあまりお勧めできないかもしれないですが、複雑なゲームシステムを避けたい人や分かりやすく簡単な操作でライトに楽しめるゲームを求める人にはピッタリだと思います。

ごぬ
ごぬ

こういうゲームって定期的にやりたくなります!

3-2.ストーリー

ストーリーの起伏が控えめである点も挙げられます。

キャラクターや世界観は魅力的ですが、物語の展開は落ち着いておりストーリー重視のプレイヤーにとっては単調に感じると思いました。

派手な起承転結や大きなドラマを求める人にはやや物足りなさがあります。

逆に、焦らず世界を散策したりライフや冒険に集中したい人にとっては、落ち着いた雰囲気が心地良いと感じられるでしょう。

ごぬ
ごぬ

良く言えば色々考えずにシンプルにプレイできます。

4.まとめ

ここまでいかがでしたでしょうか。

本作は優しい世界観の中でライフによる幅広い遊びと奥深いやり込み要素を楽しむことができる作品だったと思います。

一方で作業感の強いゲームが苦手な人やストーリーを重視する人にとっては単調なゲームという評価になる可能性もあるかもしれません。

しかしながら本作は作業が多いと感じることはあるものの、自由度の高いやり込みや落ち着いた世界観が魅力のゲームです。

惜しい点もありますが、それを補って余りある楽しさが詰まっています。

ごぬ
ごぬ

惜しい点についてどう思うかは人や気分次第だと思います!

総じて本作を未プレイの人はぜひ本作の優しい世界観に浸ってみて欲しいなと思います。

それではまた次の記事でお会いしましょう!ありがとうございました!

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